とんでもない最安値ツアーを見つけました。
こんにちは、アジアをこよなく愛す貧乏大学生、ドントストップ青木です。
2025年、12/4~12/9で格安モンゴル旅行をしたので、実体験レポートを急いで執筆しています。
ちなみに広大なモンゴルでは、個人移動が困難なため、普段は個人旅行派でも、ツアー参加が必須となります。
とはいえ、「ツアー高すぎね?…」と二の足を踏んでしまう気持ち痛いほどわかります。
そこで、モンゴル旅行に行きたいけれど、避けられないツアー代出費、しかし、費用はできるだけ抑えたい…という方に必見のレポートなので、お役に立てれば幸いです。
参加したツアー
今回、僕は、GetYourGuideというサイトで予約しました。
GetYourGuideとは、ドイツ発の世界中のツアーやチケットを予約できる世界最大級の旅行会社です。
そして、僕が参加したツアーはGetYourGuideの「テレルジ国立公園/ベストプライスツアー」です。
料金は、なんと5667円/人
あまりにも破格すぎます!!!!!!!!
ちなみにウランバートル一日ツアーの相場は、どんなに安くても12000円~です。
正直このツアー、安すぎて全く期待していなかったのですが、良い意味でその予想を大きく覆されました。
結論からいうと、なんとめっっちゃ良かったのです。
ツアーのタイトルで自信満々に「ベストプライス」と謳っている通り、この価格とは思えないほど盛りだくさんな内容。
特にコスパ面で大満足のツアーだったので、コスパ重視の方には、自信を持っておすすめできる超優良ツアーです。
なんでこんな安いのか?
その理由は、「徹底的なコストカット」にあると思われ、具体的に2つの理由あります。
①一般的な観光ツアーに含まれる「日本語ガイド」「食事」「施設入場料」が一切含まれておらず、実質的な「観光スポットへの往復送迎サービスに特化している。
要するに貸切タクシーのようなかんじですね。
運転手の方は、モンゴル語しか話せないので、Google翻訳で意思疎通を頑張りました。
がんばってコミュニケーションに奮闘するのも旅の醍醐味です。
②多国籍な外国人旅行者との混載グループツアーという形式であるから。
グループツアーといっても運転手さんの自家用車(プリウス)で送迎してくれるため、4人乗りです。
プライベートツアーでない分、1人当たりの単価が下がるから激安を実現できているんですね。
そして、僕が参加した時は、僕と友人とソロのカナダ人男性の3人でした。
また、みなさんが気になる点なのが、参加者同士の交流ですよね。
それは、当たり前かもしれませんが、言語が通じた場合のみあると思います。
今回たまたまカナダ人の男性だったので、簡単な英語での会話ができました。(主に友人が)
これがアジア系の人だと、一言も会話ないんだろうなと思いました。笑
ちなみにモンゴルで走っている車は、プリウスだらけです。それも8割くらい。多すぎ。
石投げればプリウスに当たるでしょう。
ですので、このブログを見て参加する方も、おそらくプリウスが来ると思います。
グループツアーだと大きなバン車が多いですけど、プリウスなら、こじんまりしていて快適です。
それも評価が高いポイントでした。
ツアーの内容
では、当日のツアーの具体的な流れを綴っていきます。
朝8:55集合

朝8:55分にUlaanbaatar Department Store (ウランバートルデパートメントストア)に集合。
世界最悪とも言われるウランバートルの渋滞を考慮し、通常20分のところを40分前に出発し、”余裕もって”集合場所へ向かいました。
しかし、ウランバートルの渋滞を完全に甘く見ていました。
通常時間の倍である40分前に出発したにもかかわらず、車は一向に進みません。

途中で降りて歩いたほうが確実に早かったです。
ただ幸いなことに、GetYourGuideの予約詳細には「9:20まで待機可能」(神)とあったため、ギリギリで間に合いました。
念のため、事前にGetYourGuideのサポートにも遅れる旨を伝えておきました。
皆さんも、ホテルから集合場所へ向かう際は、最低でも1時間は余裕をもって出発することをおすすめします。
暖かい季節であれば、歩いてしまう方が早いかもです笑
ちなみに、タクシーはホテルに手配してもらいました。
料金は1キロメートルあたり2,000ドゥグルグ(破格)で、さらに運転手さんが少し値引きしてくれました。
朝から親切なモンゴル人に出会えて、とても気分が良かったです。
結局、9時20分ちょうどに集合場所のデパートに到着しました。
しかし、誰がGetYourGuideの運転手さんなのか分からず、しばらくその場でうろうろしました。
その時、背後にモンゴル人のおじさんがつけてきたので、なんか怪しい人いるなと思って早歩きして巻こうとしました。
そして、そこら辺に立っていた欧米人の男性に話しかけたところ、その人がツアーの参加者だと判明。
そして、先ほど怪しいと思って避けた人こそが、ツアーの運転手さん本人でした。
ごめん、おっちゃん。
運転手さんはごく普通のモンゴル人のおじさんだったため、本当に分かりにくいです。
さっそく車に乗り込み、最初の観光スポットに向かいます。
1.ボグドハーン宮殿博物館

ボグド・ハーン宮殿博物館は、モンゴル最後の皇帝である第8代ジェプツンダンバ・ホトクト(モンゴル活仏の名跡)のボグド・ハーンが冬季に滞在するために1893年から1905年にかけて建設された「冬の宮殿」を中心に、彼の玉座や日用品、美術品などを展示している、モンゴル宮殿建築の貴重な遺産であり、ウランバートル市内で最古の博物館の一つです。
Wikipedia、Weibo辞書、NEWT
ここで再三注意したいのが、ツアー料金に観光施設の入場料は含まれていないため、各施設で別途支払いが必要です。
同席していたカナダ人は入場料込みだと勘違いして入れてなかったので、現金は十分に用意しておきましょう。(入場料の総額は、2500円以内に収まりました.。)
ボクドハーン宮殿博物館は、建物に入った瞬間から昔の空気がふわっと漂っていて、栄枯盛衰の悲哀を感じました。
館内は写真NGのところが多く、スマホに頼れないぶん自分の目に焼き付けるしかないのですが、そのおかげで展示にじっくり向き合えた気がします。
中でも一番心に残ったのが、ボグド・ハーンが実際に座っていた玉座。
ガラス展示ではなく、目の前で実物を見られて、その存在感に圧倒されました。
「ここにあのモンゴル帝国の皇帝が座っていたんだ…」と思うと、鳥肌もんです。
展示物はどれも細かくて豪華で、当時のモンゴル帝国の力や権威がしっかり伝わってきます。
一つ一つに重みがあって、胸が震えた時間でした。
入れなかったカナダ人を思うと心が痛みます
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
2.ザイサン・トルゴイ

ザイサン・トルゴイは、モンゴルの首都ウランバートルの南側にある小高い丘の頂上に1971年に建設された戦勝記念碑で、第二次世界大戦においてソ連軍とモンゴル軍が協力して大日本帝国軍やナチス・ドイツを破った歴史などを描いたモザイク画が円形に施されており、ウランバートル市内を一望できる展望スポットとして知られています。
Wikipedia、立正大学地理学科、フォートラベル
続いて訪れたのが、ザイサン・トルゴイ、別名ザイサン・ヒルです。

階段きつい。冬ならスリップ注意。
頂上の景色です。

「案外栄えるじゃん」と感じましたが、どことなく感じる無機質な街並みは、かつての社会主義体制を彷彿とさせます。
こちらは枢軸国との戦勝記念の絵ですね。

旭日旗とハーケンクロイツがへし折られています。


よくここから親日国となったものです。やはりモンゴルにおける日本の貢献は計り知れないのでしょう。
3.チンギスハーン像

モンゴルのトゥブ県ツォンジン・ボルドグに2008年に建立されたチンギス・ハーン騎馬像は、草原に佇む高さ約40メートルの世界最大級のステンレス製騎馬像であり、その円形の台座内部は青銅器時代の出土品や歴史的な武具などを展示する博物館や美術館として整備されています。
モンゴル観光局
続いて訪れたのが、巨大なチンギスハーン像です。
ウランバートルのシンボルと言っても過言ではないでしょう。
チンギスハーンはモンゴルにおいて、とんでもなく神格化されています。
一方、外部の歴史記録では遠征や征服による虐殺・破壊が強く記録されているため、「残酷な征服者」というイメージが強くなっています。
同じ人物でも“受けてきた歴史教育と文化的立場”によって評価がまったく変わるんだな〜と感じましたね。
昨今の靖国問題のようですね。
チンギスハーン像の台座まで登ると、あたり一面冬景色。

絶景です。
そして、チンギスハーン像の台座部分は博物館になっているので、中に入れます。

なんでJCBだけなんだ?
営業担当めっちゃがんばったんだろうな
博物館の内部です。

歴代皇帝の肖像画やモンゴルの伝統ブーツなどがお出迎えしてくれます。
また、モンゴル帝国時代に関する貴重な展示やお土産ショップも充実していました。
じっくり見すぎてしまい、カナダ人と運転手さんを待たせすぎました。
ちょっと呆れた表情をされた気がします笑
お昼ごはん
チンギス・ハーン像を観光した後、テレルジ公園近くの食堂で昼食をとることができます。
僕の場合は、運転手さんがゲルのレストランに連れて行ってくれました。
もちろん実費ですが、クレカも利用することができました。
4.亀石(テレルジ国立公園)

ウランバートル近郊に位置するゴルヒ・テレルジ国立公園は、美しい草原や森林、奇岩群が織りなす景勝地として知られ、中でも数千年の風化によって形成された巨大な花崗岩「亀石」は、その名の通り亀のような独特の形状をした公園のシンボルとして多くの観光客に親しまれています。
阪急交通社、Expedia
続いて訪れたのが、テレルジ国立公園内にある、亀石(タートル・ロック)です。
こちらもモンゴルのランドマークですね。
この岩は、何世紀にもわたる風雨によって亀のような独特の形に浸食されました。
かつて遊牧民にとって亀石は「旅の守り神」のような存在で、古代から神聖な場所として崇拝されてきました。
エアーズロックしかり、世界各地で巨大な岩が信仰の対象となってきたことを思うと、人類にとって“自然が生み出した圧倒的な存在”は、時代や地域を超えて特別な意味を持ってきたのだと感じます。
登ったり、近づいたりもできるそうです。
僕は、チンギスハーン像に時間をかけすぎたので、運転手さんに巻かれました笑
5.アリヤバル寺院(テレルジ国立公園)

モンゴルのゴルヒ・テレルジ国立公園の山腹に位置するアリヤバル寺院は、2004年に完成した寺院で、象の頭を模したユニークな本堂や悟りへの道を象徴する108段の階段が特徴的なチベット仏教の瞑想寺であり、その高台からはテレルジの雄大な自然を一望できる絶景スポットとして知られています。
モンゴル観光局
最後に訪れたのが、アリヤバル寺院です。
この寺院は、ソ連時代の弾圧で失われた寺院群を復興する流れの中で再建されたといわれています。
では、なんで破壊されたのか?
マルクス主義に、「宗教は人民のアヘン」という有名な言葉があります。
これは、政治権力の外に別の権威が存在することは脅威であるということです。
国家の外に、別の宗教的な強い権威があると、人々の考えや行動がそちらに向き、政府の方針が通りにくくなるんですね。
こちらが入り口

中国人と間違われました。
声でかかったかな?
参拝への道のりは、少し険しくちょっと長いです。

でも景色が良すぎるので全然OK
この橋が一番怖かった。

まじで、「すのこ」くらいの薄さ。
アリヤバル寺院到着。

名物の108段の階段を登る。
仏教の煩悩の数は、108個。
一つ一つ登りながら心を清められるそう。
がんばります。
階段を登りきるところでドッスンみたいな

本堂にある「マニ車」というものを回してみてください。

功徳を得られるそうです。
お寺の頂上の景色がほんとに絶景です。

モンゴルに来て良かったと心の底から感じました。
帰路につきます。

夕方17:30に今朝の集合場所到着。
そのままデパートで買い物できるので、便利でした。
帰りも運転荒くてめちゃくちゃに渋滞で、面食らいましたが、無事到着できてよかったです。
チップですが、近年モンゴルでは、欧米観光客の増加によりチップ文化が根付きつつあります。
そもそも破格ツアーですし、運転手さんのサービスがよければ渡すようにしましょう。
運転手さんもチップに期待していると思います。
最後に
こんなに安くて内容が充実したツアーはなかなかありません。
モンゴル、ウランバートルの主要観光地を一通りまわれるので、心からおすすめできます。
私はオフシーズンの12月中旬に参加しましたが、どこへ行っても他の観光客がほとんどおらず、ほぼ貸し切り状態で、まじで最高の体験でした。
モンゴルの冬は、防寒さえしっかりしていれば問題なく過ごせますし、むしろ冬こそベストシーズンかもしれません。
一応こちららからも予約が簡単にできますので、ぜひ参加してみてください。



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