明十三陵の行き方ガイド-北京中心部からのアクセス・回り方・チケット予約方法まとめ【完全版】

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こんにちはドントストップ青木です。
先日北京を旅行したので、今回は北京の定番観光スポット明十三陵を解説したいと思います。

北京を訪れるなら、世界遺産『明十三陵(みんのじゅうさんりょう)』は絶対に外せません。
万里の長城と同じくらい歴史のドラマが濃く、見逃すにはもったいないほど魅力にあふれた場所です。
しかし、北京中心部からの行き方は少し複雑で、アクセス手段や回り方、チケット予約の仕組みも事前に知っておく必要があります。

本記事では、初めての方でも迷わず訪れられるように、明十三陵への行き方、効率的な巡り方、そして簡単なチケット予約方法を最新の情報に基づいてわかりやすくまとめて紹介します。

そして、歴史が苦手な方でも楽しめるように、この壮大な「明十三陵」の世界を、その物語と魅力に絞って、”まじで”わかりやすく解説します。

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はじめての北京旅行でも安心して明十三陵を楽しめるようにまとめていますので、旅の計画づくりにぜひ役立てていただけたら嬉しいです!


明十三陵の基本情報

明十三陵の主要な公開エリアである神道(神路)、長陵、定陵、昭陵の基本情報を、まとめました。
各陵墓は数キロメートル離れているため、エリア内の移動が必要である点にご注意ください。

中国語表記明十三陵 (Míng Shísānlíng)
・神路/总神道 (Shénlù / Zǒngshéndào)
・长陵 (Chánglíng)
・定陵 (Dìnglíng)
・昭陵 (Zhāolíng)
所在地北京市昌平区
営業時間【ハイシーズン】 8:00/8:30 ~ 17:30
【オフシーズン】8:30 ~ 17:00
※施設や時期により若干異なります。事前にご確認ください。
公式サイト公式WeChatアカウント「明十三陵」
アクセス方法チャーター車、電車、バス





そもそも「明十三陵」ってなに?

明十三陵を一言で表すと
「中国皇帝たちが眠る巨大な“墓タウン”」

「お墓を見に行くの? なんだか暗くて怖そう……」
もしそう思っているなら、それはとてももったいない誤解です。
ここは、単なるお墓ではありません。
中国の歴史上で最も華やかでパワフルだった時代の皇帝たちが、国家の威信と、使い切れないほどの莫大な財産をかけて作り上げた、地上の宮殿よりも豪華な「死後の宮殿」なのです。

明の時代(1368年~1644年)には、全部で16人の皇帝がいました。
そのうち、初代皇帝などを除く13人の皇帝がこの場所に埋葬されているため、「十三陵」と呼ばれています。
ただ、「お墓」といっても、日本人がイメージするような墓石が並んでいる場所を想像してはいけません。
その規模は、私たちの常識をはるかに超えています。
エリア全体の広さは約40平方キロメートル。なんと、東京ドーム約850個分という途方もない広さの盆地全体が、ひとつの巨大な聖域になっています。
山々に囲まれた広大な土地に、13人の皇帝それぞれのお墓(というか、ひとつの城のような区画)が点在しており、まるで死後の世界に作られた巨大都市です。

※明(みん): 今から約650年前〜400年前に栄えた中国の王朝。有名な北京の「紫禁城(故宮)」を建設したのも、この時代の人たちです。

なぜ、こんな山奥につくったのか?~最強の風水~
明十三陵があるのは、北京の中心部から北へ約50km離れた場所です。
とてものどかな山あいの場所ですが、皇帝たちはなぜ、わざわざ都から離れたこの場所を選んだのでしょうか?
その答えは、中国伝統の「風水(ふうすい)」にあります。
中国の皇帝にとって、お墓選びは「自分が死んだ後の家」を決めるだけでなく、「自分の王朝が永遠に続くかどうか」を左右する国家の一大事でした。
この場所を地図で見ると、北、東、西の三方向を山脈が馬蹄(ばてい)形にぐるりと囲み、南側だけが平野に向かって開けています。
これは風水において「悪い風を防ぎ、良い気がたまる」とされる神聖で完璧な地形でした。
そして、当時は国一番のパワースポットだったのです。
「自分が死んだ後も、この最高の場所からパワーを送って、子孫と国を永遠に繁栄させたい」
そんな皇帝たちの強烈な願いと執念が、この場所を選ばせたのです。

※風水(ふうすい): 土地の形や方角、気の流れを見て、運気をコントロールしようとする中国古来の思想。古代中国では、都市づくりやお墓づくりに欠かせない絶対的なルールでした。

※馬蹄:馬蹄のU字型のフォルムが「幸運を受け止める器」のように見えることから、古くから幸運を招くお守りとされてきました

~死後の世界への価値観~
明十三陵の面白さは、その豪華さにあります。
なぜお墓にこれほどのお金と労力をかけたのでしょうか?
その根底にあるのは、「事死如事生(死に事(つか)うること、生に事うるが如し)」という中国古来の思想です。
簡単に言うと、「死んだ後の世界も、生きている今の世界と同じように続く」という考え方です。
だからこそ、皇帝たちは死んだ後も現世と同じように豪華な宮殿に住み、美味しいものを食べ、宝物に囲まれて暮らす必要があると考えました。
地上には壮麗な宮殿を建て、地下には生活空間を用意する。
明十三陵は、皇帝たちが本気で信じた「永遠の命」を具現化したテーマパークのような場所なのです。

とはいえ、東京ドーム850個分の広さをすべて見て回ることは不可能ですし、一般公開されているエリアも限られています。

そこで次章では、ここに来たら「これだけ見ておけば間違いない!」という、ハイライトとなる3つのスポットを厳選してご紹介します!

ここだけは見て!絶対外せない3つのスポット

神道

明十三陵・神道の石像

聖域へと続く約7キロメートルの道
まず最初に訪れるのが、広大な陵墓エリアの入り口から、皇帝たちが眠る中心部へと続く長い参道です。
ここはいわば、現世から聖域へと向かうためのメインストリートです。
道の両脇には、ライオン、ラクダ、ゾウ、そして伝説の生き物など、巨大な「石像生(せきぞうせい)」が36体も並び、ここを通る人々を見下ろしています。

石像に込められた「不眠不休」の忠誠心
ここで注目すべきは、動物たちのポーズの法則性です。
よく見ると、「立っている像」と「座っている像」が交互に並んでいることに気づくはずです。
なぜ、わざわざ座らせたのでしょうか?
これは、「昼夜を問わず、一瞬の隙もなく交代で皇帝を守り続けている」という、完全無欠の警備体制を表現していると言われています。
すべてが立っていては疲労し、すべてが座っていては緊急時に対応できません。数百年もの間、彼らは片時も休むことなく主(あるじ)の眠りを守り続けているのです。(要するにシフト制笑)


長陵

紫禁城に匹敵する現存最大規模の墓
神路を抜けて絶対に外せないのが、明十三陵のシンボル「長陵(ちょうりょう)」です。
ここは、明の全盛期を築いた皇帝・永楽帝(えいらくてい)が眠るお墓です。
13あるお墓の中で最初に作られた最大規模のものであり、最も保存状態が良い場所です。
最大の見どころは、「祾恩殿(りょうおんでん)」という巨大な祭殿。あの紫禁城の正殿に匹敵する大きさで、中国最大級の木造建築の一つです。

多くの犠牲を払って運ばれた巨木「金絲楠木」
殿内に入ったら、天井を支える「柱」にご注目ください。
大人が二人で抱きついても届かないほどの巨木が、林のように並んでいます。
これは「金絲楠木(きんしなんぼく)」という、中国南部のジャングルでしか採れない最高級の木材です。
当時は重機などない時代。数千キロも離れた密林から、何年もかけて川や運河を使って運ばせました。その過程で「山に入るもの一千人、木を出せるもの五百人」と言われるほど、多くの人々が命を落としたと伝えられています。

600年経っても腐らず、虫もつかないと言われるこの柱。一本一本に染み込んだ「皇帝の絶大な権力」と「人々の苦労」を実際に見て感じてみてください。


定陵

定陵

地下27メートルに広がる巨大地下室
長陵が「地上の建築」なら、「定陵(ていりょう)」は「地下の世界」です。
ここは第14代・万暦帝(ばんれきてい)のお墓。
明十三陵にあるお墓はすべて、地下深くに巨大な宮殿(墓室)を持っていますが、学術的な発掘調査が行われ、唯一中に入ることができるのがこの定陵だけです。

内側から永遠に閉ざされた扉の仕掛け
地下27メートル(ビルの9階分)の深さに降りていくと、大理石で作られた巨大な空間が広がっています。
かつての発掘調査で見つかった際、巨大な石の扉は内側から「自来石(じらいせき)」という特殊な仕掛けでロックされていました。これは、埋葬後に内側からつっかい棒をするように鍵をかけ、二度と扉が開かないようにするための仕組みです。
他の皇帝たちも皆、今もなおこの冷たく静かな地下宮殿の中で、分厚い扉に守られて眠り続けています。
定陵は、そんな「閉ざされた地下の世界」の構造を知ることができる、唯一の貴重な場所なのです。



昭陵

当時の姿を最大限に感じられる
長い歳月を経て地上の建物は著しく荒廃していましたが、1980年代に大規模な修復工事が行われました。これにより、明代当時の建築様式や鮮やかな色彩が忠実に復元され、現在は往時の威容を今に伝えています。十三陵の中で、地上の木造建築が本格的に再建・公開された先駆けとなる場所です。
見どころは啞巴院
最大の特徴は「啞巴院(あばいん)」と呼ばれる特殊な区画です。地下宮殿への入口を隠蔽するために設けられた瑠璃壁など、皇帝の眠りを守るための独特な構造が見学できます。有名な定陵などに比べて観光客が少なく、荘厳な雰囲気を静かに堪能できるスポットです



明十三陵のチケットは事前購入がおすすめ

全てのチケットはTrip.comでの事前購入がおすすめ

明十三陵を訪れる際は、Trip.comで事前にチケットを購入しておくことを強くおすすめします!Trip.comは中国発の旅行アプリなので中国観光と相性が非常によく、中国旅行でとても重宝されます。

また、中国はキャッシュレス化が進んでおり、観光地によっては窓口販売が縮小されたり、当日チケットが買えない場合もあります。事前購入なら言語の壁も気にせず、スムーズに入場できるため安心です。

こちらから明十三陵の全てのチケットを簡単に購入することができます!

そして、少しでも経済的に余裕がある方には「定陵ガイドツアー」が特におすすめです。
中国の観光地は想像以上に広く、案内表示も中国語中心のため、現地ガイドがいるだけで見どころが一気にわかりやすくなり、移動も迷わず快適です。


明十三陵はツアー参加が断然おすすめ

明十三陵を観光するなら、プライベートツアーなどのガイド付きツアーが断然おすすめです。
記事でも紹介した通り、明十三陵の各スポットは互いのアクセスが非常に複雑で、路線バスも本数、行き先ともに複雑で、個人で回るのはかなり煩雑です。

その点、現地ガイド付きのツアーなら移動の心配が一気に解消され、観光も圧倒的にスムーズです。見どころの解説も聞けるので、ただ歩くより何倍も楽しめます。

ストレスなく明十三陵を満喫したい方は、プライベートツアーを選ぶのが最も快適で確実な方法です。

こちらからおすすめのツアーを簡単に予約することができます。


個人で回る場合の注意点

明十三陵を個人で回る場合、移動の難しさが最大のネックになります。

• スポット同士が遠く、徒歩移動はほぼ不可能
• バス路線が複雑で難しい
• 何言っているか分からない勧誘がすさまじい
• 案内表示がわかりにくく、迷うと時間ロスにつながる

そのため、個人行動だと予定通りに回り切れないことも多く、効率よく観光したい人はツアー利用しましょう。



明十三陵アクセス徹底ガイド

明十三陵に個人で行く方法をご紹介します。

結論、行き方は、地下鉄とバスの組み合わせが一番便利かつ経済的です。
そして簡単なアクセス方法は絞られているので詳細にご紹介します。

北京から明十三陵(神道)

  • 最寄り駅
  • 地下鉄1号線
  • 積水譚駅
  • 徒歩6分
  • 徳勝門バスターミナル 872路バス
  • 約60分
  • 大宮門

地下鉄「積水譚駅」C出口を出て右折します。
そのまま橋を渡って、まっすぐ歩き、徳勝門の裏手に回ると、872路(徳勝門駅)があるので、乗車します。

とりあえずバスターミナルまで行けば分かると思います!

乗車約60分ほどで大宮門で下車します。

大宮門で降りたら、徒歩でチケットカウンターまで行き事前予約したチケットを提示しましょう。



運行スケジュール
872路バス(徳勝門駅)の朝の出発時間は、7:00、7:30、8:00…と片道約30分間隔で運行しています。運行時間は朝7:00~20:10までです。

あまり時間にとらわれることなく行けるのでラクですね!

ただの路線バスなので乗車チケットの予約などはありません。
当日支払いましょう。

神道から長陵

  • 出口
  • 徒歩
  • 昌平胡荘 872路/314路/観光2路
  • 移動
  • 長陵

神道の出口を出た後、バス停「昌平胡荘」へ行き、872路・314路・昌平文旅2路公交(昌平文化観光2バス)のいずれかに乗車し、長陵で下車しましょう。


長陵から定陵

  • 出口
  • 徒歩
  • 長陵 872路/314路/昌78路
  • 移動
  • 定陵

警察署(定陵派出所)のすぐ横の出口を右折し、定陵行きの「長陵」バス停に行きましょう。

ここで気をつけたいのは、「長陵」という名前のバス停が3か所あるということです。

下の地図で定陵に向かうバスが来るバス停を必ず確認しておきましょう。

                                        引用:百度地図

①のバス停に着きましたら、定陵行きの872路/314路/昌78路公交のいずれかに乗車し、定陵で下車しましょう。



定陵から昭陵

  • 出口
  • 徒歩
  • 定陵 昌78路
  • 移動
  • 昭陵

定陵の出口から出たら、定陵で降りたときのバス停まで直進して戻ってください。
そして、昭陵行きの昌78路バスに乗り、「昭陵」で下車します。 

バスの待ち時間が長い場合は、徒歩20分で着きますので、歩くこともおすすめします

徒歩で向かう場合は、出口を出て道路に出たら左へ進み、最初の交差点を右に曲がります。その後さらにもう一度右折すれば到着します。


昭陵から北京に帰る

  • 出口
  • 徒歩
  • 昭陵 昌78路/昌67路
  • 移動
  • 大宮門 872路
  • 移動
  • 徳勝門バスターミナル
  • 徒歩6分
  • 積水譚駅
  • 移動
  • 最寄り駅

昭陵の出口を出たら、まず昌78路または昌67路のバスに乗り、往路と同じく大宮門まで戻ります。
大宮門に着いたら、872路、または872路と同じ区間を走る別系統のバスが複数ありますので、いずれかに乗って起点の徳勝門までお戻りください。

徳勝門に着いたあとは、ご自身の予定に合わせて移動していただければ大丈夫です。

以上が、明十三陵を巡る際の移動ルートの完全版です。当日の状況やご自身の予定に合わせて、柔軟にアレンジしてみてください!



明十三陵を観光する際の注意点

明十三陵は敷地が広く移動も多いため、事前にいくつか準備しておくと快適に観光できます。

• 歩きやすい靴で行く
 敷地が広大かつ石畳や段差も多いため、スニーカーなど歩きやすい靴が必須です。

• 飲み物を持参する
 昨今売店が少なく、自動販売機も限られているため、特に夏場は水分補給の準備を十分にする。

• 季節ごとの服装に注意
 冬は風が強く非常に冷える一方、夏は日差しが強いので帽子や日焼け対策を。

• トイレットペーパーを持参する。
 中国の観光地のトイレには基本的にトイレットペーパーは用意されていません。

• 移動時間を余裕を持って確保
 敷地が広く、想像以上に歩くため、各スポットの移動時間を多めに見積もっておくと安心です。

これらを押さえておくことで、明十三陵を快適に、無理なく楽しむことができます!


明十三陵を楽しもう!

広大な敷地に点在する陵墓群は、歴史の重みと圧巻のスケールを肌で感じられる特別な場所です。アクセスこそ少し複雑ですが、事前準備をしっかりしておけば、明十三陵はより深く、安心して楽しめる観光地になります。
おすすめルートや事前予約を活用し、自分に合ったスタイルでじっくり巡ってみてください。
きっと、北京観光の忘れられないハイライトになるはずです。



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